もし交通事故に
遭ってしまったら
たとえ症状が軽かった場合でも、交通事故に遭われた後は必ず整形外科へ受診するようにしましょう。事故に遭った当日は興奮して痛みなどに気付きにくい方も珍しくありません。そのため数日後に、症状を自覚されて受診される方も多くいらっしゃいます。また交通事故では、ご自身をかばう間もなく大きなダメージを受けてしまうため、放置すると痛みがひどくなるケースも少なくありません。痛みやしびれが長引かないよう、１日でも早めに受診することをお勧めします。
当院では患者様のお話を丁寧にお聞きしてから検査を行い、一人ひとりに合った治療を提案していきます。
また、「むち打ち（外傷性頚部症候群）」は、交通事故でよくみられる怪我として知られています。むち打ちになると、痛みや痺れ、吐き気、めまいなどの症状が起こります。放置すると悪化しやすくなるので、少しでも早めに受診しましょう。早期受診・治療により日常生活への悪影響も減り、後遺症などにも悩まされずに完治できる可能性が高くなります。
受診が遅くなると、保険会社との交渉も難しくなりますので、症状が軽いうちに受診するようにしましょう。
交通事故による症状
- 首、肩、手足、背中、腰などの痛み
- 頭痛
- 首や手足、腰が動かしにくい、動かせない箇所がある
- 手足に力が入らない、入りにくい
- 吐き気
- めまい
- 手足の痺れ
- 睡眠障害
上記の症状が少しでもみられた場合は、警察と保険会社への報告が終わった後、速やかにご相談ください。
整形外科で
交通事故治療を受けるメリット
医学的根拠に基づいた診療
当院では、X線検査や超音波検査などの専門的な検査を行うことで、骨や腱、筋肉の異常を発見することができます。
怪我の可能性が少ない時でも、事故直後のうちに検査を受けて、重篤な障害が隠れていないかチェックすることは極めて重要です。当院では、検査の結果や症状から、患者様一人ひとりの容態に応じた治療を提案するのでご安心ください。
痛みのできるだけ早い緩和
痛みがあることはとても辛い状態で、我慢し続けると周囲も緊張して血行も悪くなります。血行が悪くなると、治癒がうまくいかなくなります。痛みがある箇所をかばうと痛みがないところにも負荷がかかるため、他の箇所も痛みやすくなります。
当院では痛みが強い場合、薬物療法や神経ブロック注射などを適宜追加することで、１日でも早く、かつ的確に痛みが解消されるよう促します。
理学療法士など有国家資格者によるリハビリテーション
理学療法士とは、医師の指示のもと、医学的根拠に基づいた運動器リハビリテーションを実施することが可能な医療従事者です。当院では必ず、国家資格を有する理学療法士がリハビリテーションを担当します。患者様一人ひとりに寄り添ったリハビリテーションプランの提案・施術を行うことで、社会復帰を目指していきます。
「診断書」や「保険会社に提出する書類」の発行
交通事故に遭った場合は、診断書を警察や会社に提出したり、保険会社に書類を提出する必要があります。必要な書類がありましたら速やかに発行致しますので、お気軽にご相談ください。
後遺症認定に必要な「後遺障害診断書」の発行可能
後遺症が生じた場合は、加害者や保険会社に認めてもらうために、「後遺障害診断書」による等級認定の手続きが必要になります。
当院は医療機関ですので、後遺症を認定してもらうのに必要な「後遺障害診断書」を作成することが可能ですので、必要な際はお声がけください。
当院での治療の流れ
交通事故で負った不調や怪我は極力早めに整形外科で診療を受けると、交通事故による不調や怪我でもより早く回復できます。早期受診は、症状の長期化の予防にも期待できます。交通事故によって治療費が発生したとしても、ほとんどの場合は自賠責保険や任意加入保険で全額まかなうことができます。
1ご来院
事故に遭った場合は、まず警察へ問い合わせしましょう。警察へ連絡し終わった後は、保険会社にも問い合わせましょう。連絡ができましたら、当院へ受診してください。その際は、相手側との連絡先交換も行いましょう。
交通事故の加害者側は、法律上、治療費を全額負担するよう定められています。そのために「自賠責保険」が存在しています。多くの場合、治療費は加害者側の自賠責保険でまかなわれます。「加害者に逃げられた」もしくは「相手の身元が不明」などのトラブルがあった場合は「第三者行為」として届け出すこともできます。
「第三者行為」として届け出る場合は、ご自身の加入先の健康保険組合へお問い合わせください。
2問診・検査・診断・治療のご説明
不調の内容や衝撃の大きさ、かかった力、向きなどをチェックする必要があるため、事故の状況などについても丁寧にお伺いします。必要な検査を行った後は医師が診断し、治療内容について分かりやすく説明していきます。診断後は治療方針について話し合い、納得いただいてから治療を開始していきます。
原因に合った治療を行い、辛い症状をできるだけ早めに落ち着かせ、日常生活が楽になれるようサポートしていきます。
3治療
痛みや炎症などを軽減させるため、症状に合った薬を処方します。少しでも早く改善できるよう、理学療法士と患者様とのマンツーマンで、リハビリテーションを実施することもあります。
4治療終了
痛みや痺れ、動かしにくさなどの症状が落ち着き、かつ日常生活を送るのに支障をきたさない状態まで回復できた段階で治療は終了となります。
労災で受診する際の注意点
まずはお勤め先の会社にて、指定書類をもらってください。当院の受診日にて、必要事項を記載した書類を提出してください。
手続きに必要な書類が手に入らなかった場合は、書類を提出していただくまでの間、お手数ですが治療費を全額自己負担でお支払いいただきます。